アートポスターフレーム　　　- art poster frame -

　
 　　　バスキアポスターフレーム　
　　　760×660×30mm　
　　　カラマツ材・グレー色オイル仕上げ
　　　２mmアクリル板使用


お客様よりポスターフレームの製作は可能でしょうか？とのお問い合わせを頂きました。
既製品では気に入ったフレームが見つからないとの事・・・
スタイル･ガレで製作をする事になりました。


まず お客様からポスターをお預かりして製作をはじめました。
ポスターに合うフレームをイメージします。
次にポスターと相性が良さそうな着色した木をあててフレーム
デザインを決めます。
ポップアートなのでフレームの飾り面はシンプルに
５ミリ幅の４５度面にし　素材は若干節目がある目の粗い
カラマツを選択しました。
色は　白木色・グレー・ダークブラウンなど候補はありました
が　写真でお客様に確認を取りながら　薄くグレーがかった
オイル塗装を選択しました。　フレーム寸法はポスターに合
わせミリ単位で製作していきます。
　　 　　フレームに合わせて透明なアクリル板（厚み２ミリ）を注文し
　　アクリル板・ポスター・クッション材・裏板（松材突板合板）
　　の順に額装していきます。

　　裏板は木ネジ固定し 額の吊り金具を３箇所に取り付け太さ
　　５ミリのロープを張って完成です。



納品後、お客様よりメールを頂きました。

　完成したものを見た時には感動でした。
　ポスターとフレームの相性もピッタリで、とても良い雰囲気になりました。
　既製品ではポスターに合う気に入ったフレームが見つからなかったんです。。。
　色も素材も何種類が提案して頂けたので、最終的にイメージ以上の物になりました。
　ポスターとフレームのバランスがとても大切で、ポスターもフレーム次第で印象が変わるもの
　だと改めて実感しました。
　何も無かった白い壁にアートを感じられるようになりました。
　ありがとうございました。

　小さなオーダーにも関わらず 丁寧に対応していただき とても嬉しく思っています。
　いつか家具を製作して頂きたいと思っていますので、またよろしくお願い致します。


お客様からの注文製作に合わせて
自分も好きなJAZZのアートポスターを購入して 工房のディスプレイ用にフレームを製作しました。
工房のショールームも良い雰囲気になりましたので、是非お出掛けください。
ありがとうございました。



製作風景


　　　　
　　　　		 機械加工された木枠パーツを45度の面取り鉋で仕上げます。
仕上げられた木枠をコーナークランプ（額用クランプ）を使って
木枠を接着します。
ウォールナット材で作られた三角形の雇いザネ
（ホゾの代わりの補強材）を木殺し（叩いて圧縮）し
接着剤をつけて埋め込みます。
圧縮された雇いザネは接着剤と接着剤を拭き取るための
水拭きによる水分で膨張し　より接着を強力にします。
乾燥後　余分な出っ張りを切り落とし　外周を仕上げます。
仕上げ後ポスターに合った塗装を施し　木枠フレーム部分
は完成です。		 　　
　　　
　　
　
　
 　額装の手順は　アクリル板・ポスター・クッション材・
　裏板（米松突き板合板）の順で　裏板と吊金具を木ネジで
　留め付け　吊金具に紐を通して完成です。

　　　　
　 　





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